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対談

特定非営利活動法人FEE Japan
伊藤理事長

ハイセンスジャパン代表取締役
李文麗

対談の様子

プラスチックごみの課題は、
海に繋がっていく

李:本日は、社員向けに講演会をして頂きありがとうございます。私たちハイセンスはテレビ製品のシェアは世界トップクラスのグローバル企業です。ブルーフラッグも世界で広がる世界的な認証。お互いにグローバルな展開をしながら日本でともに活動する、というご縁も今回感じています。

伊藤:私どもの活動を応援頂き、本当にありがとうございます。また本日は多くの方からの活発なご発言も頂き、会社をはじめ社員の皆さまが真剣に取り組もうとされている熱意を感じました。

李:私たちは日本での社会貢献を考えた時に真っ先に、プラスチックごみと海の課題、というものを考えました。家電製品を販売する以上、プラスチックの製品課題を考えない訳には参りません。設計生産は本社の課題ですが販売会社としてもこの課題をよく知っておく必要があると感じています。

伊藤:製品のプラスチック課題はいま世界の多くの企業が取組んでいますね。一方で私たちの日常生活から、意図することなく川を通して海へ流れ出るごみは一人一人が意識することが大切です。例えば海から離れた遠い街なかで落としたマスクが、海に流れついてゴミになる、その数がコロナの影響もあって、非常に多くなっています。

日本の海を健康に。
それは、子供たちの未来のために。

伊藤:ブルーフラッグは世界全体で取り組まれています。日本でも多くのビーチがこの認証を目指しています。海の環境活動というと「海岸清掃」がイメージされます。しかしブルーフラッグが目指すのは「汚れた場所の掃除」だけでなく、どうしたら海を汚さないかを考えて行動してもらうことにあります。水質やそのものを綺麗にする、という意義を広く訴求することにあります。水質やビーチのアクセシビリティ対応等の情報提供や子供達への環境教育を行い、広い視点から環境問題への理解を深めてもらうことが大切です。認証を受けそしてその認証を継続するには、多くの人の協力が必要です。私たちのいまの行動が、子供どもたちの未来に繋がっているのです。

李:私たちはその理念に賛同して2021年からその活動を応援させて頂くことにしました。認証を受けたビーチとの連携はもちろん、これから認証をめざすビーチ・自治体の方々のお役にも立てればと思います。

李:ハイセンスはグローバルに展開する企業。世界は海で繋がっています。私たちの他の国の支社でも海をもつ国が多くあります。ハイセンスジャパンから世界のハイセンスグループにこの活動がさらに広がったら嬉しいですね。
本日は、本当にありがとうございました。

※ハイセンスジャパンでは、2021年10月・11月、神奈川県内の2か所のビーチでの「海の環境教育」を支援致します。活動レポートでご紹介させて頂きます。

対談の様子
対談の様子